ぼくと魔法の言葉たち

INTRODUCTION-イントロダクション-

愛する息子オーウェンは2歳の時に突然、
言葉を失ってしまった─。
それでも“信じる”ことを諦めなかった家族は、
やがて大きな奇跡を起こす。
サンダンス映画祭で鳴り止まない大喝采を浴び、
アカデミー賞ノミネートも果たした
愛と希望のハートフル・ドキュメンタリー

自閉症により2歳で言葉を失い、孤独な世界に閉じ込められた少年オーウェン。本作は、彼が家族の愛情とサポートのもと、大好きなディズニー・アニメーションを通じて徐々に言葉を取り戻していった様子と、障害を抱えながらも底抜けに明るく、前向きに社会と向き合い、自立を勝ち取るまでの姿をユーモアたっぷりに、そして感動の涙とともに描く傑作ドキュメンタリーだ。メガホンを取ったのは、アフリカ系アメリカ人監督として初めてオスカーを受賞した経歴を持つロジャー・ロス・ウィリアムズ。劇中には映画に感動したディズニー社から異例の使用許諾を受け、ディズニー・アニメーションの名作たちが数多く登場している。

場面写真

『リトル・マーメイド』『ライオン・キング』『ピーター・パン』…
ディズニー・アニメーションのキャラクター達が橋渡しとなって、
少年と家族は再び、絆を取り戻す!

サスカインド家の次男オーウェンは、2歳から言葉を失い、6歳まで誰ともコミュニケーションを取れなくなってしまっていた。失意に暮れながら過ごす父と母は、ある日、オーウェンが発する意味をなさないモゴモゴとした言葉が、彼が毎日擦り切れるほど観ていたディズニー・アニメーション『リトル・マーメイド』に登場するセリフであることに気づいた。意を決した父が、オーウェンが大好きなディズニーキャラクターのオウムの“イアーゴ”になりきって語りかけると、まるで魔法のように、オーウェンが言葉を返した! 数年ぶりの息子の言葉にこみ上げる涙をこらえながら、イアーゴとしての会話を続ける父。こうして、父と母、そして兄による、ディズニー・アニメーションを通じた「オーウェンを取り戻す」ための作戦が始まった!

本作に登場するディズニー・アニメーション

『白雪姫』(37)
『ピノキオ』(40)
『ダンボ』(41)
『バンビ』(42)
『シンデレラ』(50)
『ピーター・パン』(53)
『王様の剣』(63)
『ジャングル・ブック』(67)

『おしゃれキャット』(70)
『リトル・マーメイド』(89)
『美女と野獣』(91)
『アラジン』(92)
『ライオン・キング』(94)
『ノートルダムの鐘』(96)
『ヘラクレス』(97)