パリ・オペラ座300年の歴史に若き異端児が挑む、新作上演までの40日間。
創作の喜びを呼び覚ます、エモーショナル・バレエ・ドキュメンタリー
出演:バンジャマン・ミルピエ(映画『ブラック・スワン』振付け・出演)
出演ダンサー:レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ、ユーゴ・マルシャン、アクセル・イーボ、エレオノール・ゲリノー、レティツィア・ガローニ、マリオン・バルボー、オーレリー・デュポンほか
<公演参加クリエイター> 音楽:ニコ・マーリー(「拘束のドローイング」) 衣装:イリス・ヴァン・ヘルペン 指揮:マキシム・パスカル
監督:ティエリー・デメジエール/アルバン・トゥルレー 音楽:ピエール・アヴィア(12月、ランブリング・レコーズよりサントラ盤発売)
2015年/フランス/114分/シネスコ/5.1ch/DCP/原題:Relève/日本語字幕:古田 由紀子/配給:トランスフォーマー 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
© Falabracks - Opéra National de Paris 2015
新芸術監督バンジャマン・ミルピエが
世界最高峰パリ・オペラ座に挑む孤高の闘いの記録。
ミルピエのしなやかでいて決して折れない
創作意欲の強さに感動。
ー草刈民代(女優)
これは見目麗しきバレエ映画ではなく、旧体制の官僚モンスター、
パリ・オペラ座に立ち向かう若き勇者の物語である。
そんなミルピエは2016年2月に芸術監督を辞任。
僕たちは彼をドン・キホーテだと称してしまっていいのか。
ー森山未來(俳優)
革新と伝統。創造と責任。
相反する二つの世界に挑む姿は、
痛々しいまでに美しい。
いや、生きるとは本来そういうことのはずだ。
そして、一瞬で消えてしまう舞台芸術の裏側が、
こうやって形に残ることに大きな意味がある。
ー井上芳雄(俳優)
ミルピエは周りの人間を抗いがたい魅力で引きつけます。
彼こそが生きる喜びそのものだからです。
永遠の一瞬を創り上げる人たちのノンフィクション。
ー槇村さとる(漫画家「Do Da Dancin'!」)
ダンサーの創作の裏側を刺激的に繊細に描いていて、
観ていて希望が湧き、今の日本ではこのレベルでできる公演は
いくつあるのだろうと嫉妬してしまう。
とても美しい作品です。
ー大貫勇輔(ダンサー/俳優)
世界最高のバレエ団でも、以前の彼と変わらず、
同じ好奇心と野心を持って、
真正面から自分の信念を貫くバンジャマンの姿が在る。
ー梅田宏明(振付家/ダンサー/ビジュアルアーティスト)
振り付けとは勇気と愛。芸術を創り上げる過程とは、
それとまた同様に力強く美しいのですね。
ージョージ朝倉(漫画家「ダンス・ダンス・ダンスール」)
一つの舞台に注がれる情熱と葛藤。
厳しさの向こう側にある美には、人を感動させる力がある。
沢山の想いが開花する舞台の幕開けは、曙に登る光のようだ。
ー廣川玉枝(デザイナー)
ミルピエのバレエへの愛と若いダンサーの情熱。
アーティストの苦悩と達成感に満ちたドラマに
くぎ付けになりました!
ー上野水香(バレリーナ/東京バレエ団プリンシパル)
この映画は、現代の芸術が抱える問題点を
デリケートにそして間接的に、
我々に考えさせてくれるとても興味深い作品である。
ー岩田守弘(ダンサー/国立ブリヤートオペラ・バレエ劇場バレエ団芸術監督)