リューベン・オストルンド監督『フレンチアルプスで起きたこと』、
最大の野心作
全世界を巻き込んで話題騒然!?
あなたはもう、
ただの観客ではいられない!
北欧の若き巨匠リューベン・オストルンド監督の最新作『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は、第70回カンヌ映画祭にて衝撃のパルムドール受賞を果たし、以降もヨーロッパ映画賞で最多6部門を制覇、そして、第90回アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされるなど、現在各国の映画祭を席巻中! そして日本では、スウェーデンとの国交樹立150周年にあたる、記念すべき2018年に本作が公開となる。
有名美術館のキュレーターが発表した展示作品「ザ・スクエア」が、世間に思わぬ反響を生み、とんでもない大騒動へと発展していく皮肉な運命の悲喜劇だ。主演は本作でブレイクを果たし、ヒット作『ドラゴン・タトゥーの女』の続編に出演決定したクレス・バング。共演にHuluのドラマシリーズ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞などを続々受賞、スターの階段を駆け上がるエリザベス・モス、『シカゴ』などの演技派ドミニク・ウェスト、謎のパフォーマー役に『猿の惑星』のモーションキャプチャーを務めたテリー・ノタリーらが脇を固めている。アート界を舞台に、現代社会を生きる人々が抱える格差や差別といった問題を抉り出し、本当の正義や生きていくことの本質を痛烈な笑いたっぷりに描き出す。主人公が窮地に追い込まれ、人間としての決断を迫られるたびに私たち観客は「自分だったら、どうするだろう…?」と考えずにはいられない。観る者すべての〈心〉が試される究極の問題作だ!
正義という名の落とし穴
理想どおりに生きることの難しさ
クリスティアンは現代美術館のキュレーター。洗練されたファッションに身を包み、バツイチだが2人の愛すべき娘を持ち、そのキャリアは順風満帆のように見えた。彼は次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示すると発表する。その中では「すべての人が平等の権利を持ち、公平に扱われる」という「思いやりの聖域」をテーマにした参加型アートで、現代社会に蔓延るエゴイズムや貧富の格差に一石を投じる狙いがあった。ある日、携帯と財布を盗まれてしまったクリスティアンは、GPS機能を使って犯人の住むマンションを突き止めると、全戸に脅迫めいたビラを配って犯人を炙り出そうとする。その甲斐あって、数日経つと無事に盗まれた物は手元に戻ってきた。彼は深く安堵する。一方、やり手のPR会社は、お披露目間近の「ザ・スクエア」について、画期的なプロモーションを持ちかける。それは、作品のコンセプトと真逆のメッセージを流し、わざと炎上させて、情報を拡散させるという手法だった。その目論見は見事に成功するが、世間の怒りはクリスティアンの予想をはるかに超え、皮肉な事に「ザ・スクエア」は彼の社会的地位を脅かす存在となっていく……。
監督:リューベン・オストルンド
1974年、スウェーデン西海岸にある小さな島、スティルソに生まれる。グラフィック・デザインを学んだあとヨーテボリ大学に入学し、後に共同でPlattform Produktionを設立することになるエリク・ヘンメンドルフと出会う。熱心なスキーヤーであるオストルンドは3つのスキー映画を監督し、それらでは彼のテイストである長いシーケンスショットや、彼の映画研究を通して構造化され展開されたテイストを見ることができ、それらは今日の彼の重要なトレードマークとして残っている。
リューベンは、人間の社会的マナーをユーモラスで正確に描写することで知られており、また、フォトショップなどの画像処理ソフトを映画に使う事でも有名だ。2005年、長編デビュー作『Gitarrmongot(原題)』(04)でモスクワのフィプレシ賞を受賞。2008年には、Plattform Produktionの共同設立者であるエリク・ヘンメンドルフ製作の長編2作目の『インボランタリー』(08・未)がカンヌ国際映画祭のある視点部門でプレミア上映された。同作は20以上の国で配給、数多くの映画祭や映画賞で上映され、リューベンが国際的に認知されることとなった。
2年後、全てのカメラの動きがコンピューターで操作された短編『INCIDENT BY A BANK(原題)』(10)がベルリン国際映画祭の短編部門において金熊賞を受賞した。長編3作目の『プレイ』はカンヌ国際映画祭の監督週間でプレミア上映され、‘Coup de Coeur’賞を受賞した。その後、同作はヴェネツィアやトロントを始めとしたあらゆる映画祭で上映され、数々の賞と栄誉を与えられた。その中には、欧州議会による名誉あるラックス賞のノミネートや、スカンジナビア諸国における最高賞であるノルディック賞の受賞も含まれる。長編4作目の『フレンチアルプスで起きたこと』はカンヌ国際映画祭のある視点部門でプレミア上映され、審査員賞を受賞。数えきれないほどの映画祭に出品され、16の最優秀外国語映画賞を獲得した。さらに、ゴールデングローブ賞へのノミネートとアカデミー賞®ショートリスト選出を果たし、これまでに70か国以上で配給されている。
『ザ・スクエア 思いやりの聖域』はカンヌで上映された4作目のオストルンド監督作であり、コンペティション部門への出品作品としては第1作目となる。
クレス・バング(クリスティアン役)
1967年生まれのデンマークの俳優。ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した『A SOAP(原題)』(06)での役で国際的に知られている。コペンハーゲン国立舞台学校を1996年に卒業し、同年、オーデンセのSkægspire Theatreで舞台デビューを飾った。1997年、コペンハーゲンのカレイドスコープ劇場で上演された「ペレアスとメリザンド」のペレアス役で高い評価を得た。また、デンマーク王立劇場やフセット劇場、オーフス劇場などの舞台に出演し、2001年から2004年まではオールボー劇場のアンサンブルメンバーを務めた。1998年にスクリーンデビューし、それ以来『RULE NO.1(原題)』(03)、『NYNNE(原題)』(05)、『TAKE THE TRASH(原題)』(08)、『LÆRKEVEJ(原題)』(12)といった作品に出演している。バングはデンマークのTVで親しまれており、近年は「THE BRIDGE/ブリッジ」(13)にレギュラー出演した。その他の出演ドラマに、「SIBEL & MAX(原題)」(15-16)、「コペンハーゲン/首相の決断」(10)、「2900 Happiness(原題)」(08-09)、「Anna Pihl(原題)」(06-08)、「TAXA(原題)」(97-99)などがある。
本作でブレイクしたバングは、ヒット作『ドラゴンタトゥーの女』の続編への出演が決定している。
エリザベス・モス(アン役)
1982年、米カリフォルニアに生まれる。90年代からTVコマーシャルやTVドラマに出演。以降、『17歳のカルテ』(99)、『ミッシング』(03)などに出演。2007年、大人気TVシリーズ「マッドメン」でコピーライターのペギー・オルセンを演じ、脚光を浴びる。同作でゴールデン・グローブ賞、エミー賞を始め数多くの賞にノミネートされ、全米映画俳優組合賞テレビドラマ部門アンサンブル演技賞を受賞した。その他の出演作に『噂のモーガン夫妻』(09)、『オン・ザ・ロード』(12)、『ザ・ワン・アイ・ラブ』(14・未)、『ハイ・ライズ』(15)、『ニュースの真相』(15)などがあり、近年は舞台にも活動の幅を広げ、ブロードウェイの出演も果たしている。待機作にはマイケル・メイヤー監督作『THE SEAGULL(原題)』(18)、デヴィッド・ロウリー監督作『OLD MAN AND THE GUN(原題)』(18)などがある。主演を務めた「トップ・オブ・ザ・レイク ~消えた少女~」(13-)では、ゴールデングローブ賞ミニシリーズ・TVムービー部門主演女優賞を受賞。さらに、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(17-18)でゴールデングローブ賞テレビシリーズ・ドラマ部門女優賞を受賞した。
ドミニク・ウェスト(ジュリアン役)
国際的な映画の主役やアメリカのTV、ロンドンの舞台など、イギリスとアメリカの両方で成功してキャリアを積んでいる。『28DAYS(デイズ)』(00・未)、『モナリザ・スマイル』(03)、『フォーガットン』(04)など数々のスタジオ映画で重要な役を演じてきた。『300<スリーハンドレッド>』(07)ではセロンを演じている。他に『シカゴ』(02)、『真夏の夜の夢』(99)、『トゥルー・ブルー』(97・未)、『ハンニバル・ライジング』(07)、『ロック・スター』(01)、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)、『サバイビング・ピカソ』(96)、『リチャード三世』(95)などに出演。2000年、米国史上もっとも賞賛されたTV番組の一つと言われるHBOのTVシリーズ「THE WIRE/ザ・ワイヤー」のマクノルティー役を勝ち取り、2013年にはゴールデングローブ賞受賞作「アフェア 情事の行方」(14-)に出演。舞台では、ロイヤル・ナショナル・シアターで上演されたハーレー・グランビル=バーカー作、ピーター・ジル演出の「ボイシーの遺産」、ウエスト・エンドで上演されたデイビッド・ラン演出の「お気に召すまま」、同じくウエスト・エンドでのトム・ストッパード最新作、トレバー・ナン演出の「ロックンロール」などがある。2017年には『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(17)でアリシア・ヴィキャンデルと共演している。
テリー・ノタリー(オレグ役)
アメリカの俳優。スタント・コーディネーター、振付家、動作コーチとして活躍する。シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーを経て以降、様々な生物や動物をTVや映画で演じてきた。これまでパフォーマンスで参加した作品として、『ファンタスティック・フォー』(15)、『インクレディブル・ハルク』(08)、『アバター』(09)、『タイタンの冒険/ユニコーン号の秘密』(11)、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(11)、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(14)、『ホビット』三部作(12-14)、『スーサイド・スクワッド』(16)、『キングコング:髑髏島の巨神』(17)などがある。
最新作として、同業のモーション・キャプチャー俳優のアンディ・サーキス監督作『The Jungle Book(原題)』(18)で動作振付とセカンド・ユニット監督を務めている。また、自身の初監督作の計画も進行中。
人間を冷淡にさせる“傍観者効果”とは?
映画に登場する地面に正方形を描いたシンプルなアート作品「ザ・スクエア」は、“この枠内で誰かが助けを求めていたら、周りの人は助ける義務がある”というコンセプトを持つ。これは、傍観者効果が発生しやすい現実に対する意識を高め、社会をより良くしたいと願うオストルンド監督が自ら考えたインスタレーションだ。傍観者効果とは、他人が助けを求めている時、自分以外に傍観者がいる場合、率先して行動を起こさない心理を表す社会心理学用語の1つ。『ザ・スクエア 思いやりの聖域』では、誰もが「こんな状況、よくあるかも」と頷くであろう日常に潜んだシーンがたびたび登場する。中でも、謎のパフォーマーのオレグが、美術館のパーティで衝撃的なパフォーマンスを行うシーンでは、観客はあたかもその場にいるかのような臨場感を体験できるだろう。さて、あなたならどうする?
猿と人間
クリスティアンが訪れた記者・アンの部屋でウロチョロする謎のチンパンジー。美術館に展示されたビデオ・アートの中で、敵を威嚇するように息を荒げる“猿パフォーマー”オレグ。本作では、秩序だった世界を逸脱するような野性が、不意に顔を覗かせる。本能のままに生きる動物である猿は、洒脱なスーツに身を包み、理性的に生きるクリスティアンと対をなす。数々のハプニングに見舞われたクリスティアンが、紳士とは程遠い愚かさを曝け出していく過程を通じて、オストルンド監督は人間の“隠された動物性”を鮮烈にあぶりだす。オレグを演じたのは、シルク・ドゥ・ソレイユ出身で『猿の惑星』シリーズなどで知られるモーション・キャプチャーの名優、テリー・ノタリー。カンヌ国際映画祭ではノタリーが猿になり切ってレッドカーペットを歩き、周囲の度肝を抜いたという。
世界一幸せな国で起きていること
福祉大国のイメージが強いスウェーデン。『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は、そんな“理想の国・スウェーデン”のステレオタイプを挑発的に、そしてエレガントに揺るがしていく。劇中、路上では移民のホームレスが物乞いをし、貧困層と富裕層では居住区域も自然に分断されている。「私の父が子供の頃は、何かあっても周囲の人達に助けてもらえるようにと住所が書かれたタグを首から下げて外で遊んでいたそうです。今ではそんなことは考えられませんね」と語るオストルンド監督。人々が他人のことを“信頼できる存在”ではなく“未知の脅威”と見なしてしまうスウェーデンの現実は、日本にも通じる現代社会の問題でもあるだろう。オストルンド監督は、スウェーデンの“意外な姿”を通じて、「私たちはこのままでいいのだろうか?」と、観客に問いを投げかけるのだ。
「イイネ!」よりも炎上を狙え!
劇中、PRの専門家が作成した「ザ・スクエア」の宣伝動画が大炎上し、クリスティアンは窮地に陥ることとなる。彼らは「世間の注目を集めるためには物議を醸す必要がある」と考えており、意図的に過激な動画を作成したのだ。こうしたPRは、現実によく見られる手法だとオストルンド監督は言う。「ザ・スクエア」炎上のエピソードも、スウェーデンの有名広告代理店による実際の挑発的なPRにインスパイアされたそうだ。そこには、「良すぎても拡散しない」という皮肉な現実がある。センセーショナルなイメージは、例え非人道的であろうとも即座に人々の関心を集め、SNSを通じて瞬く間に世界中に広がっていく。「映像は最も強力な表現手段であると同時に、最も危険なものでもあります。この映画を、友人たちと様々に議論するきっかけにしてくれたら嬉しいです」とオストルンド監督は語っている。
都道府県 | 劇場名 | お問い合わせ | 公開 |
---|
この映画は他人事じゃない!
〈心〉をざわつかせる、
究極の問題作に絶賛の声、続々!
お洒落で知的でユーモアのある
成熟した大人の映画。
明日は我が身という恐怖を感じながら、
俳優たちの名演にゲラゲラと笑ってしまう。
なんだか凄いものを観てしまった。
小泉今日子(俳優)
現在の平均的なヨーロッパの個人、家庭、社会、
そして、そこに絡む移民の状況を、
ユーモアと皮肉を
こめて描いた楽しめる映画だ。
坂本龍一(音楽家)
現代美術館のチーフキュレーターが
主人公のイヤ~な感じの(褒めてます)
映画がカンヌ最高賞っていう、
その構図自体が、
あまりに日本と違う
(ネット炎上とか同じところもあるけど)。
この善かれ悪しかれの違い、
今観ておくべきだと思いますよ。
会田誠(美術家)
日本で最近あった世界一のなんとかツリー騒ぎを
思い出して爆笑しました。
町山智浩(映画評論家)
スウェーデンらしいブラックさ!
クスクス笑いのあとに人間の行動を深く考える。
あなたのザ・スクエアはどれだけ広い?
LiLiCo(映画コメンテーター)
時代の流れに対する免疫力は
生きていく上での力強さ。
クリスティアンあなたはどうするの?
彼の魅力がいつのまにか
私の心と哲学を♡の形に変えていた。
萬田久子(女優)
人間は自分の人生には善意という程よいふりかけを、
他人には真実という辛すぎのスパイスを
掛けてみたい生き物だ。
しかしこの映画は、なぜか気分を軽くさせてくれた。
軽くさせてくれる程に知的に徹底しているのだろう。
名越康文(精神科医)
人間の疎外とか使い古された思考を叩き壊し、
とにかく笑いとテクノロジーで、
新しい体験としてやって来る。
瀬々敬久(映画監督)
丸い地球に暮らす僕らは、
実は四角い“聖域”に生きている。
建物、公園、扉、窓。法律、規範。
家族、仕事、恋愛、教育。
本、絵画、演劇、映画。
携帯、タブレット、モニター、
SNSまでもが四角スクエアで切り取られている。
四角い“日常”を、映画スクリーンという
“フレーム”を駆使してじわじわと問い詰め、
カクカクになった僕らの価値観や
偏見を丸く吹っ飛ばす。
最後には丸裸にされた
思いやりの“聖域”がまた額装され、
奇妙にもアートとして見えてくる不条理劇。
幾重にもフレーミングされた頭のいい映画。
小島秀夫(ゲームクリエイター)
目を背けたくなるような人間の暗部。
逃げるか、向き合うか。
“誠実さ”って何だろう。
新谷学(「週刊文春」編集長 )
悪夢のようなシチュエーションに、
凍りついたり笑ったり。
怖いもの知らずの挑発的な作品!
山内マリコ(作家)
福祉国家や平等社会としてよく注目される
スウェーデンですが、
理想と現実には大きなギャップがあり、
まだ解決をしなければいけない問題がある
ということを
面白くとりあげてくれる作品でした。
村雨辰剛(庭師)
ギャラリーで発生する不測の事態や
気まずい空気が
スリリングで
一瞬たりとも目が離せません。
アート以上に人生は不条理だと
気付かされました。
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
人は可笑しいほど愚か。
ほら、君もそうだろ?って、
この映画にウインクされた。
箭内道彦
(クリエイティブディレクター)
これほどの毒と怜悧な社会批判を併せ持った
ユーモアを見せつけられると、
映画って可能性の宝庫だなと、納得させられた。
すばらしい作品だ。
金平茂紀
(ジャーナリスト)
見ました!大変素晴らしかった!
美しかった!笑えた!怖かった!
現代性に溢れてました!!!
ヴィヴィアン佐藤
(ドラァグクイーン、非建築家)
笑っているうちに、
いつの間にかユーモアが反転して
人間の悲しい性さがを浮かび上がらせてしまう、
ここにこの映画の妙があり、感動があります。
飯田高誉
(インディペンデントキュレーター、森美術館理事)
人間の倫理や正しさを、
低い温度で淡々と突きつけ、問いかけてくる。
観終わった後は、
まるで低音火傷をしたような気持ちになる。
独特の温度の作品。
シトウレイ
(ストリートスタイルフォトグラファー/ジャーナリスト)
この映画に「最高賞」を贈ったカンヌに、
「最高賞」を贈りたい。
スクリーンで体験したい、
美しすぎるアートディレクション。
原野守弘(クリエイティブディレクター)
目に見えない信頼やお金のことをこんなにも
切実にそしてユーモラスに描けるなんて!
そして何より映画的にも突出した傑作に
出会えた衝撃に震えました。
小林エリカ(作家・マンガ家)
驚くべき想像力だ!
とても可笑しくて恐ろしい。
もう一度、観たい!
ペドロ・アルモドバル(映画監督)
美術館に集まった裕福なセレブたちが
パフォーマンス・アートを
鑑賞するシーンは、
今年、
私が観た中で最も興奮させられた!
あらゆる点で洞察力があり、
刺激的で、賢明な作品だ。
マット・ロス監督(『はじまりへの旅』)
観ている間、何度も叫びたくなるだろう。
「一体、次は何が起こるんだ!?」
ヴァラエティ
その面白さ、もはや罪。
シアトル・タイムズ
非情なほどに愉快。
唯一無二の笑いと刺激がここにある。
タイム
恐らく、正しい洞察力で現代アートの
世界を描いた最初の映画だろう。
ニューヨーク・タイムズ
現代社会の不条理と、
世にはびこるエリート主義に対する
1つの“実験”だ。
デトロイト・ニュース
リューベン・オストルンドは、
現代社会が抱える不条理を
唯一無二の手法で
描くことのできる監督だ。
トロント・スター
※順不同・敬称略