『ナイチンゲール』で私が描きたかったのは、暴力についての物語。特に、女性の視点から見る暴力の影響についての物語です。それを描こうとするうちに、自分の母国の歴史にたどり着きました。オーストラリアが植民地化されたのは、暴力が蔓延っている時代でした。原住民アボリジニに対して、女性に対して、そして最初の住民から奪い取った土地そのものに対しての暴力です。入植は非常に残忍な行為で、それを突き動かす傲慢さは、現代社会にも生き続けています。この作品の舞台は過去の時代に設定されていますが、私は現代の物語であると考えています。私は暴力に関する疑問の全てに答えられるわけではありませんが、私たちの人間性、自分自身や他者に対する共感の中にこそ答えはあるように思います。
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アイルランド出身。アイルランド系イタリア人の女優。英国アカデミー賞ノミネートのアーラン・キュービット監督によるBBC2の犯罪ドラマ「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」(13-16)のケイト・ベネデッド役で最も知られている。ジェイミー・ドーナン、ジリアン・アンダーソンらと共演。同作のドーナン演じる連続殺人犯に執着するベビーシッター役で、2015年にアイルランド映画とテレビ賞を受賞し、業界内にその名を知らしめた。
2018年、ナショナルジオグラフィックのアンソロジーシリーズで、スペインの画家パブロ・ピカソの生涯と作品を記録した「ジーニアス:ピカソ」のシーズン2でフェルナンド・オリビエ役として登場し、アントニオ・バンデラスと共演した。2017年、「Skins-スキンズ」(07-13)の脚本家であるジェス・ブリテンによるBBC3のドラマ「CLIQUE(原題)」にメインキャストのジョージア・カニンガム役で出演。2016年、HBOの大ヒットシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン6、7(16、17)にリアナ・スターク役で参加。2015年には、ロバート・リテルの原作に基づく、アメリカの犯罪ドラマシリーズ「LEGENDS(原題)」(15)のシーズン2にレギュラー出演。その他、2014年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたケン・ローチ監督作『ジミー、野を駆ける伝説』(14)などにも出演している。
また、ラ・ボエーム、トスカ、およびイル・トロヴァトーレでパフォーマンス経験のあるオペラ歌手でもある。
2009年にロンドンにある俳優養成所・LAMDAを卒業後、映画、テレビにおける数々の有名なプロジェクトに関わってきた。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』(11)では若き宣教師フィリップ・スウィフト役を演じ注目を浴びる。『スノーホワイト』(12)ではウィリアム王子役で出演し、続編『スノーホワイト/氷の王国』(15)にも出演している。『ハンガー・ゲーム2』(13)でフィニック・オデイル役を務めた後、『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』(14)、『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』(15)でも続投。ロネ・シェルフィグ監督作『ライオット・クラブ』(14)ではマックス・アイアンズ、ダグラス・ブースと共演。セシリア・アハーン原作の「愛は虹の向こうに」を映画化した『あと1センチの恋』(14)ではリリー・コリンズと共演。2016年にはロネ・シェルフィグ監督作の『人生はシネマティック!』に出演、ヒット作『世界一キライなあなたに』でエミリア・クラークと主演を務めた。続いて、ソウル・ディブ監督の『ヘル・フロント ~地獄の最前線~』(17)、ロジャー・ミッシェル監督作『レイチェル』(17)、バルタザール・コルマウクル監督のドラマ『ADRIFT(原題)』(18)、ロン・スカルペッロ監督作『ロンドン・バーニング』(19)に出演。待機作にヘンリー・カヴィル、ヘレナ・ボナム=カーターと共演する『Enola Holmes(原題)』がある。
オーストラリア・アーネムランド半島のエルコ島出身で、6年間、ノーザンテリトリー(北部準州)アリススプリングス郊外のシックスマイルと呼ばれる小さなコミュニティーで育つ。その後、準州ノーザンテリトリーの州都ダーウィンで2年間、シドニーの学校に3年間通った。世界中を旅し、ジュキ・マラダンスカンパニーと国際的なフェスティバルや有名なイベントに出演する。情熱的なダンサー、俳優であり、将来、ジュキ・マラと俳優の両方のキャリアを追求する予定。『ナイチンゲール』でのビリー役で、初めての演技に挑戦した。
オーストラリア、アデレード生まれ。8歳より役者を始める。最近では『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)、NETFLIXシリーズ「マインド・ハンター」でのチャールズ・マンソン役で知られる。ゴア・ヴァービンスキー監督作『ローン・レンジャー』(13)では、ジョニー・デップ、アーミー・ハマー、トム・ウィルキンソン、ヘレナ・ボナム・カーターと共演。『J・エドガー』(11)に出演したほか、「ブレイキング・バッド」(11)、「CSI:11 科学捜査班」(10、11)、「コールドケース5」(07、08)などを含む多くのテレビシリーズにも出演。
2012年にオーストラリア国立演劇学院(NIDA)を卒業。テネシー・ウィリアムズによる戯曲「ガラスの動物園」などを含む演劇の舞台を多数経験。映画ではメル・ギブソン監督『ハクソー・リッジ』(13)、『男たちの戦場〈未〉』(06)などに出演。
オーストラリア国立演劇学院(NIDA)の卒業生。メル・ギブソン監督作『ハクソー・リッジ』(13)、『ソウルガールズ』(12)、『ディスクローザー』(13)などに出演。演劇では、オーストラリアのシアターカンパニー、Bell Shakespeareの「ヘンリー五世」の全国ツアーでヘンリー王子を演じた。同カンパニーの「ロミオ&ジュリエット」ではロミオを演じている他、多くの演劇に出演。2012年のヒース・レジャースカラシップ(※)で準優勝。
※オーストラリアの俳優をサポートするロサンゼルスの非営利団体Australians in Filmによる奨学金。
2000年に西オーストラリア・パフォーミングアート・アカデミーを卒業後、オーストラリアの舞台、映画の両方でよく知られる俳優の一人になる。オーストラリア映画協会賞の短編小説映画、短編映画、脚本賞を受賞した短編映画『ユダヤ少年』(05)、川端康成の中編「眠れる美女」が原作の『スリーピング ビューティー/禁断の悦び』(11)、『Dead Europe(原題)』(12)、『レイルウェイ 運命の旅路』(13)、『ブレイキング・ゴッド』(14)、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞にノミネートされた『The Daughter(原題)』(15)、『スウィート・カントリー』(17)などに出演。
オーストラリア、ブリスベン生まれ。オーストラリア国立演劇学院(NIDA)を卒業し、演劇、映画、テレビで俳優として幅広く活動してきた。2002年、ラース・フォン・トリアー監督の『ドッグヴィル』で助監督を務める。ショートフィルム『MONSTER(原題)』は、テルライド映画祭やアスペン短編映画祭など50を超える国際映画祭で上映され、観客賞とエレン賞を受賞。2010年にアムステルダムの“Binger Filmlab”(国際的な長編映画およびドキュメンタリー開発センター)で脚本家過程を修了し、そこで長編映画『ババドック 暗闇の魔物』を監督。同作は、2014年1月のサンダンス映画祭で上映され批評家と観客の称賛をうけ、オーストラリア映画監督協会の最優秀監督賞、オーストラリア・アカデミー賞(AACTA)の作品賞、監督賞、脚本賞、およびニューヨーク批評家サークル賞の新人監督賞を受賞。監督・脚本家としての長編3作目『ALICE and FREDAFOREVER(原題)』はサラ・シェクターによるプロデュースで2019年に製作が予定されている。また、SF女性作家アリス・B・シェルドンの素晴らしい人生と作品を描くドラマシリーズ「Tiptree(原題)」では、脚本を書いており、監督もする予定である。今、彼女は最も世界から注目を浴びる映画人である。