主な出演作
1989年、旧ソ連レニングラードに生まれる。生後間もなく一家は難民としてアメリカへ移住。幼少期から演技に関心を持ち、9歳でアンソニー・ホプキンス主演の映画『アトランティスのこころ』(01)に出演、キャリアをスタートさせる。『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』(08)で映画初主演を務める。翌年の2009年、『スター・トレック』でエンタープライズ号の航海士チェコフ、『ターミネーター4』でカイル・リースと、有名シリーズのメインキャストを演じ、爆発的に知名度を高める。その後も、日米合作『誰かがキミにキスをした』(10)、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(13)、『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』(13)など多岐にわたる作品に出演。音楽好きで、プライベートではロックバンドを結成していた。ロック青年を演じた『君が生きた証』(14)では実際に演奏する姿を披露している。2016年6月19日、ロサンゼルスの自宅で車と郵便受けの間に挟まれて死亡しているところを友人によって発見される。27歳の若さだった。さらなる活躍が期待されていたハリウッド希望の星の突然の死は、世界に大きな衝撃を与えた。映画監督のJ・J・エイブラムスは「君は優しく、愉快で、ずば抜けて才能に恵まれていた。なのに君はもうここにはいない。会いたいよ、アントン」とコメントを寄せ、多くの映画人と世界中の映画ファンがその早すぎる死を悼んだ。そして、彼はスクリーンの中で永遠に生きつづける。
主な出演作
1989年、ロンドンに生まれる。学生時代には、週末は演劇のワークショップに通いながら、獣医になるための勉強をしていた。手術の実験中に失神したことがきっかけで俳優への転向を決意。2007年、『28週後…』で主人公の娘タミーを演じ、大きな注目を集める。その後もホラーからラブストーリー、アクションまで幅広い映画に出演し、2014年にはコメディ『マイ・ファニー・レディ』でオーウェン・ウィルソンと並んで主演を務めた。天然のコールガール、イジーを明るく朗らかに好演し、その存在を世界中に印象づけた。近作にはテレンス・マリック監督作『聖杯たちの騎士』(15)、マイケル・シャノンと共演した主演作『Frank & Lola』などがある。モデルの活動も行っており、Chloéやmiu miu、H&Mのイメージモデルを務めている。アントン・イェルチンとは、『フライトナイト/恐怖の夜』(11)に続き2度目の共演となる。
主な出演作
1940年、イギリスのヨークシャー州に生まれる。1966年に名門「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」に入団。長年にわたり主演俳優を歴任し、70年代半ばより映画、TVドラマにも進出。1987年、「新スタートレック」シリーズでピカード艦長を演じ、大きな脚光を浴びる。2000年には、大人気コミックの映画化第1段『X-メン』でプロフェッサーXに抜擢される。グラミー賞、ゴールデン・グローブ賞、エミー賞など数々の賞でノミネート歴を持つ。映像の分野で目覚ましい活躍を見せながら、現在に至るまで積極的に舞台にも立ち続けており、これまでに二度にわたりローレンス・オリヴィエ賞を受賞している。2009年には、『X-MEN』シリーズで共演し意気投合した盟友イアン・マッケランと、不条理演劇の金字塔「ゴドーを待ちながら」を上演した。また、社会運動にも意欲的に参加しており、幼少期に母に対する父のDVに苦しんだ自身の経験から、家庭内暴力に苦しむ人々の救済、支援を行っている。そうした多方面にわたる功績が称えられ、2010年にはナイトに叙任された。2012年のロンドン五輪では聖火ランナーも務め、さらにハダースフィールド大学の学長や、オックスフォード大学客員教授を兼任するなど、イギリスを代表する名優として、さまざまな活動を行っている。
主な出演作
1987年、ロンドン生まれ。2010年よりモデルの仕事を始め、リーボックやバーバリーなど有名ブランドに起用される。その後、母親の薦めで俳優になる決心をし、2011年にスクリーンデビュー。ジョン・ブアマン監督作『Queen and Country』(14・未)では主演に抜擢され、その他にジェームズ・マカヴォイ、ダニエル・ラドクリフ主演の『ヴィクター・フランケンシュタイン』(15・未)などに出演。NHKで2016年9月から放送された、トルストイの同名小説原作によるTVシリーズ「戦争と平和」では、メインキャストのアナトール・クラーギンを演じている。今後も、アクション大作『アサシン クリード』やNetflix配信が決定した第29回東京国際映画祭のコンペティション部門出品作品『浮き草たち』など出演作が多く公開され、今後の飛躍が期待される俳優である。
主な出演作
バージニア州アレクサンドリア生まれ。2007年、幼少からの友人であるジェレミー・ソルニエと共に制作した『Murder Party』に出演。2015年、ソルニエと再びタッグを組んだ『ブルー・リベンジ』で主役を演じる。復讐に燃えるホームレスの男を鬼気迫る熱演で見せ、ゴッサム・インディペンデント映画賞ブレイクスルー演技賞にノミネートされるなど高い評価を受けた。数多くのコミックも執筆しており、イメージ・コミックス社のグラフィック・ノベル「Hellcity」(06)や、マーベル社の「Avengers Classic」(08)のストーリーを手がけている。公開待機作に、マシュー・マコノヒー主演作『Gold』などがある。
主な出演作
1988年、ロンドン生まれ。ナショナル・ユース・シアターで演技を学び、舞台やTVシリーズの端役で経験を積んだ。ニコラス・ホルト、ジャック・オコンネルなど多くのスター俳優を輩出したTVシリーズ「スキンズ」(12)、ベン・ウィショー主演のTVシリーズ「THE HOUR 裏切りのニュース」(12)、キウェテル・イジョフォー、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツと共演した『シークレット・アイズ』(15)など話題作に多数出演している。
主な出演作
1989年、カリフォルニア生まれ。「犯罪捜査官ネイビーファイル」(99)で俳優のキャリアをスタートさせる。同年、デヴィッド・O・ラッセル監督作『スリー・キングス』で映画デビュー。2003年から、放送が終了する2013年まで人気TVシリーズ「アレステッド・ディベロプメント」にレギュラー出演。以降も、コメディを中心に多数の映画に出演し、精力的に活躍を続けている。『ロスト・エリア 真実と幻の出逢う森』(15・未)に続き、アントン・イェルチンとは二度目の共演となる。
監督・脚本作
1976年、バージニア州アレクサンドリアに生まれる。幼い頃から、地元の友人と8mmフィルムでアクション映画を撮るのが大好きな映画少年だった。高校卒業後は、マーティン・スコセッシやM・ナイト・シャマランを輩出したことで知られるニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツで学び、映画制作の資金を稼ぐために企業PRビデオを監督した。2007年に初の長編となるホラー・コメディ『Murder Party』を監督。スラムダンス映画祭最優秀劇映画賞、ヴァイル映画祭最優秀作品賞を受賞し、マグノリア・ピクチャーズによって全米公開された。さらに、撮影監督としてマイケル・タリー監督作『Septien』(10・未)、マシュー・ポーターフィールド監督作『Hamilton』(07・未)、『Putty Hill』(10・未)、『I Used to Be Darker』(13・未)を手がける。2015年、長編第2作『ブルー・リベンジ』がカンヌ国際映画祭監督週間の国際映画批評家連盟賞を始め5つの賞を受賞し、大きな話題を呼ぶ。世界中の映画祭を席巻し、目の肥えた映画ファンを唸らせたソルニエは、気鋭の新人監督としてその名を知らしめた。次回作への期待が高まる中で制作されながらも『ブルー・リベンジ』をも凌ぐ高評価を受けた『グリーンルーム』は、彼の才能がまぐれではなく「本物」であることをはっきりと示した記念碑的作品でもある。
シアトルで生まれ育ち、兄弟とVHSで映画を制作して遊んでいた。ワシントン大学に入学すると、そこでいくつかの短編映画を制作。その後、撮影監督としてインディペンデント映画の現場に数多く参加する。『It Felt Like Love』(13)ではインディペンデント・スピリット賞最優秀撮影賞に輝き、菊池凜子主演の『トレジャーハンター・クミコ』 (14・未)ではトールグラス国際映画采撮影賞を受賞した。近作に、ニコラス・ケイジとイライジャ・ウッド共演の『ダーティ・コップ』(16)などがある。
作曲家であり、兄弟でもある二人は、幼い頃から一緒に音楽を作り続けてきた。ジェレミー・ソルニエ監督の短編映画『Crabwalk』(04・未)で映画音楽へ進出し、『Murder Party』、『ブルー・リベンジ』に続き、今回は4度目のタッグとなる。映画、TV、WEBサイトなどあらゆる場に楽曲を提供しており、また、長年にわたり様々なバンドでツアーやレコーディングに参加している。CM音楽ではオグルヴィ・アンド・メイザー、グーグル・ザガット、マスターカードなどをクライアントに持つ。2013年、フィラデルフィアに音楽プロダクション「ブレア・ブラザーズ・ミュージック」社を設立した。
コロンビア大学で比較文学の学位、フランスのレンヌ第二大学で文学の修士号を取得後、デンマークのエーベルトフトのヨーロッパ映画大学で映画を学んだ。そこで編集の作業に魅了され、ラース・フォン・トリアーのスタジオでアシスタント・エディターとして働いた後、アメリカに戻る。テレンス・マリック監督のパルムドール受賞作『ツリー・オブ・ライフ』(11)、トム・ギルロイ監督作『The Cold Lands』(13・未)など幅広い分野のプロジェクトで活躍している。ブロックは2011年には、サンダンス・インスティチュートがサリー・メンケにちなんで設立した編集奨学金を初めて付与された。ソルニエとは『ブルー・リベンジ』に続き2度目のタッグとなる。