CAST キャスト

SCROLL

  • トム・ヒドルストン(ドクター・ロバート・ラング)

    TOM HIDDLESTON
    AS
    DR.ROBERT LAING

    トム・ヒドルストン

    (ドクター・ロバート・ラング)

    1981年、ロンドンに生まれる。母方の曾曾祖父がサーの称号を持つ男爵で、貴族の血を引く。イートン校を卒業し、ケンブリッジ大学を主席で卒業。さらに、2005年にはアンソニー・ホプキンスやケネス・ブラナーら数多くの名優が輩出した王立演劇学校を卒業する。在学中からいくつかのTVシリーズに出演し、『Unrelated』(06)でスクリーンデビューを飾る。2008年には、舞台「シンベリン」と「オセロ」の二作品でローレンス・オリヴィエ賞最優秀新人部門にノミネートされ、「シンベリン」で受賞を果たす。2011年、スティーヴン・スピルバーグ監督作『戦火の馬』で心優しいイギリス軍大尉を、ウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』で作家のF・スコット・フィッツジェラルドを演じる。そして同年、マーベル・コミック原作の『マイティ・ソー』でソーの弟、ロキを演じ一躍世界の注目を集める。以降もロキとして『アベンジャーズ』(12)、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(13)に出演、人気を不動のものにする。また、継続して精力的に舞台やTVドラマ、インディペンデント系映画にも出演。TVシリーズ「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」(12)、ジム・ジャームッシュ監督作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(13)などの他、2014年に出演した舞台「コリオレイナス」ではローレンス・オリヴィエ賞男優賞にノミネートされ、ロンドン・イブニング・スタンダード・シアター・アワード最優秀男優賞した。同年、ジャガーのイメージモデルに採用され、2015年には英国映画協会(BFI)の初代大使に任命されるなど、英国を代表するスターの座を駆け上がっていく。英国ユニセフ協会の支援者でもあり、慈善活動にも熱心に参加している。最新の出演作に、伝説のカントリー歌手、ハンク・ウィリアムズを演じた主演作『アイ・ソー・ザ・ライト』、ジョン・ル・カレ原作のTVシリーズ「The Night Manager」、キング・コング誕生の謎に迫る『Kong:Skull Island』、『Thor: Ragnarok』がある。本作で英国インディペンデント映画賞主演男優賞にノミネートされた。

  • ジェレミー・アイアンズ(アンソニー・ロイヤル)

    JEREMY IRONS
    AS
    ANTHONY ROYAL

    ジェレミー・アイアンズ

    (アンソニー・ロイヤル)

    1948年、イングランドのワイト島で生まれる。ブリストルのオールド・ヴィック・シアターで演技を学んだ後、1969年より舞台に立ち始める。「冬物語」「マクベス」「リチャード二世」などウエスト・エンドのシェイクスピア劇で経験を積み、1984年、トム・ストッパード脚本による「リアル・シング」でブロードウェイデビュー。トニー賞演劇主演男優賞を受賞する。『ニジンスキー』(80)の端役で映画初出演を果たし、『フランス軍中尉の女』(81)で英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされる。デヴィッド・クローネンバーグ監督作『戦慄の絆』(88)ではニューヨーク映画批評家協会賞、シカゴ映画批評家協会賞の主演男優賞を受賞し、『運命の逆転』(90)でアカデミー賞主演男優賞に輝いた。『ライオン・キング』(94)では声優にも挑戦し、悪役スカーを演じた。『ダイ・ハード3』(95)、『魅せられて』(96)、『ロリータ』(97)、『マージン・コール』(11)、『リスボンに誘われて』(13)など数多くの映画に出演。『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)では執事のアフルレッド役を演じる。2006年に18年ぶりに舞台に復帰し、以降も活動を続けている。「ボルジア家 愛と欲望の教皇一族」(11-13)、「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」(12)などTVシリーズでも活躍し、ヘレン・ミレン主演のTVドラマ「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~」ではエミー賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞を始め4つの賞に輝いた。また、これにより史上14人目のトニー賞、アカデミー賞、エミー賞の三冠受賞者となった。2012年にはドキュメンタリー『TRASHED-ゴミ地球の代償-』に出演。製作総指揮も務めた。慈善活動にも意欲的に取り組んでおり、2011年には国際連合食糧農業機関の親善大使に任命された。今後の出演作に、ジュゼッペ・トルナトーレ監督のラブストーリー『The Correspondence』(16)、マイケル・ファスベンダー主演による人気アクションゲームの実写版『Assassin’s Creed』(16)などがある。

  • ルーク・エヴァンス(リチャード・ワイルダー)

    LUKE EVANS
    AS
    RICHARD WILDER

    ルーク・エヴァンス

    (リチャード・ワイルダー)

    1979年、南ウェールズに生まれる。17歳でウェールズの首都カーディフに移り、1997年、奨学金を得てロンドンの演劇学校The London Studio Centreに入学。卒業した2000年から2008年にかけて、「レント」、「ミス・サイゴン」、「アベニューQ」など数々のミュージカルに出演する。2010年、『タイタンの戦い』でアポロン役に抜擢され、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズらと共演。華々しいスクリーンデビューを飾る。以降、リドリー・スコット監督作『ロビン・フッド』(10)、『インモータルズ -神々の戦い-』、三銃士のアラミスを演じた『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(11)、ジョン・キューザック主演作『推理作家ポー 最期の5日間』(12)、北村龍平監督作『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』(12)など多様なジャンルの作品に出演。そして、『ホビット 竜に奪われた王国』(13)、『ホビット 決戦のゆくえ』(14)の、弓の達人バルド役で世界的に知名度を上げる。2014年、『ドラキュラZERO』では主役を務め、『ワイルド・スピード EURO MISSION』(15)では犯罪組織の冷酷なボスを好演した。今後は、ベン・ウィートリー監督の次回作『Free Fire』(16)にも出演予定で、エマ・ワトソン主演で実写化される『美女と野獣』(17)ではベルを狙うガストンを演じる。その他にも、主演を務めたアクション『SAS:Red Notice』(16)やエミリー・ブラント主演のミステリー『The Girl on the Train』(16)など多くの出演作が控えている。本作で英国インディペンデント映画賞助演男優賞にノミネートされた。

  • シエナ・ミラー(シャーロット・メルヴィル)

    SIENNA MILLER
    AS
    CHARLOTTE MELVILLE

    シエナ・ミラー

    (シャーロット・メルヴィル)

    1981年、ニューヨークに生まれ、幼い頃に英国、ロンドンに移住。2000年、ニューヨークの演劇学校であるリー・ストラスバーグ・インスティチュートで1年間学ぶ。モデルとしてキャリアをスタートし、コカ・コーラやイタリア版「ヴォーグ」などのモデルを務める。映画デビューは『South Kensington』(01)。以降、『レイヤー・ケーキ』(04)、『アルフィー』(04)、『カサノバ』(05)などに出演し、『ファクトリー・ガール』(06)では主演に抜擢され、アンディ・ウォーホルのミューズ、イーディ・セジウィックを演じた。同年、姉のサヴァンナとファッションブランド「TWENTY8TWELVE」を設立し、デザイナー活動を開始。2009年には「After Miss Julie」でブロードウェイデビューも果たし、2015年には「キャバレー」で主演を務めた。2009年、『G.I.ジョー』に出演。2012年にはティッピ・ヘドレンを演じたTV映画『ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女』の演技が高く評価され、サテライト賞とゴールデングローブ賞のミニシリーズ・テレビ映画部門主演女優賞にノミネートされた。その後、『フォックスキャッチャー』(14)、『アメリカン・スナイパー』(14)と話題作に立て続けに出演。最新の出演作である『二ツ星の料理人』(15)、ジェームズ・グレイ監督作『The Lost City of Z』(16)、デニス・ルヘインの小説「夜に生きる」をベン・アフレック監督で映画化した『Live by Night』(17)ではいずれもメインキャストを務め、実力派女優としてのキャリアを積んでいる。本作で英国インディペンデント映画賞助演女優賞にノミネートされた。

  • エリザベス・モス(ヘレン・ワイルダー)

    ELISABETH MOSS
    AS
    HELEN WILDER

    エリザベス・モス

    (ヘレン・ワイルダー)

    1982年、ロサンゼルスに生まれる。90年代からTVコマーシャルやTVドラマに子役として出演する。「ザ・ホワイトハウス」(99-06)では米大統領の末娘ゾーイを演じた。以降、『17歳のカルテ』(99)、『ミッシング』(03)などに出演。2007年、大人気TVシリーズ「マッドメン」でコピーライターのペギー・オルセンを演じ、脚光を浴びる。ゴールデングローブ賞、エミー賞を始め数多くの賞にノミネートされ、全米映画俳優組合賞テレビドラマ部門アンサンブル演技賞を受賞した。その他の出演作に『噂のモーガン夫妻』(09)、『オン・ザ・ロード』(12)、「トップ・オブ・ザ・レイク」(13)などがあり、近年は舞台にも活動の幅を広げ、ブロードウェイの出演も果たしている。

  • ステイシー・マーティン(フェイ)

    STACY MARTIN
    AS
    FAY

    ステイシー・マーティン

    (フェイ)

    1991年、パリに生まれる。両親の仕事の都合により7歳から13歳にかけて日本で暮らす。フランスで高校を卒業後、ロンドンに移り、モデルをして生計を立てながらロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションに通い、また、女優になる夢を追うため演技の勉強を始める。2013年、『ニンフォマニアック』でシャルロット・ゲンズブール演じる色情狂の女性ジョーの少女時代に抜擢され、鮮烈なスクリーンデビューを果たす。一躍注目を集め、デンマーク映画批評家協会賞の主演女優賞にノミネートされた。その後もサルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセルら出演のファンタジー大作『Tale of Tales』(15)などに出演。モデルの仕事も継続しており、ミュウミュウの2014-15秋冬コレクション、及び同ブランド初のフレグランスのイメージモデルにも起用されている。

  • ジェームズ・ピュアフォイ(パングボーン)

    JAMES PUREFOY
    AS
    PANGBOURNE

    ジェームズ・ピュアフォイ

    (パングボーン)

    1964年、イングランド南西部のサマセットに生まれる。少年時代に寄宿学校を中退し、ヨーロッパ中を周る放浪の旅に出る。帰郷後はロンドンに移り、セントラル演劇学校に入学。病院で清掃夫として働きながら学費を工面する。卒業後、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに3年間所属。そこで「マクベス」「ロミオとジュリエット」「リア王」などの舞台に立った。TVシリーズ「ROME[ローマ]」(05-07)のマルクス・アントニウス役で知名度を上げる。主な映画の出演作に『バイオハザード』(02)、『アイアンクラッド』(11)、『ジョン・カーター』(12)、などがある。『ソロモン・ケーン』(09)で主演を務めた。ケヴィン・ベーコン主演のTVシリーズ「ザ・フォロイング」(13-)では、連続殺人犯の死刑囚、ジョー・キャロルを演じている。

  • キーリー・ホーズ(アン・ロイヤル)

    KEELEY HAWES
    AS
    ANN ROYAL

    キーリー・ホーズ

    (アン・ロイヤル)

    1976年、ロンドンに生まれる。「MI-5 英国機密諜報部」(02-04)、「IDクライム」(10)などのTVシリーズでメインキャストを務め、主演作「キケンな女刑事 バック・トゥ・80's」(08-10)ではクライム・スリラー賞主演女優賞に3年連続でノミネートされ、「Line of Duty」(12-)で同賞を初受賞した。主な出演映画には『ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式』(07)、『バンク・ジョブ』(08)、『フラッシュバック』(08)、『マライアと失われた秘宝の謎』(13)などがある。

FLOOR GUIDE

  • RESIDENT リチャード・ワイルダー ドキュメンタリー監督

    身重の妻と2人の子供と暮らす。低層階の住人にしわ寄せが来るマンションの管理システムに不満を募らせ、反旗を翻すタイミングを窺っている。停電の日に起きた事件を機に、マンションの秩序の崩壊をドキュメンタリーに撮ることを決意。妻の前で別の女性に言い寄るなど、夫として配慮に欠ける行動が多い。

    リチャード・ワイルダー

    RESIDENT ヘレン 主婦

    ワイルダーの妻。妊娠中で大きなお腹を抱えながらも、子守と家事を完璧にこなしている。しかし、身勝手な夫や家計のやり繰りなどストレスは絶えず、そのせいでなかなか喫煙がやめられず、睡眠障害にも悩んでいる。

    ヘレン

  • FLOOR スーパーマーケット

    RESIDENT フェイ スーパーマーケットの店員

    フランス人のティーンエイジャー。いつも気だるそうにレジを打っている。

    フェイ

  • FLOOR スカッシュコート

  • RESIDENT ロバート・ラング 医師

    単身で越してきたマンションの新入居者。社会的地位の高い職業に就きながらも、飾らない性格で低層階、上層階どちらの住民とも良好な関係を築く。普段は表に出さないが、姉を亡くしたことで心に傷を負っており、誰とでも上手く付き合う要領の良さは、次第に一部の住民から日和見主義者と見られ始める。

    ロバート・ラング

  • RESIDENT シャーロット

    幼い息子のトビーと暮らすシングルマザー。社交的で奔放な人柄で、大勢の住民を呼んではよく自宅でパーティを開く。しつこく迫るワイルダーを軽くあしらう一方で、ラングを気に入っている。ロイヤルとも過去に何かあったようだ。

    シャーロット

    RESIDENT トビー

    好奇心旺盛で聡明なシャーロットの息子。10歳にして、どこか達観した目でマンションの大人たちを観察している。そんな子を母は"ミニ教授"と呼ぶことも。

    トビー

  • FLOOR ジム、スパ、プール

  • RESIDENT ジェーン・シェリダン 女優

    自尊心が高く、スーパーマーケットに行くときでさえ一級品の洋服に身を包み、我が子のようにかわいがる愛犬を引き連れている。自分をちやほやする者には快く接するが、そうでないラングのような人間には強烈な嫌悪の目を向ける。

    ジェーン・シェリダン

  • RESIDENT マンロー 医学生

    ラングのもとで研修を行うが、検死解剖中に失神するなど医師としての見込みは低い。銀行員の父を持ち、家庭は裕福。自分が上層階の人間であるという理由から、上司であるラングに対し、あからさまに見下した態度をとる。

    マンロー

  • FLOOR ペントハウス

    RESIDENT アンソニー・ロイヤル 建築家

    高層マンション群の設計を手がけた高名な建築家。花々が咲き誇る屋上庭園を臨むペントハウスに、妻と愛犬と優雅な生活を送る。自らマンションで最初の怪我人となって以降、自宅に篭り、低層階の住民たちと交流を絶った。気分を害すると露骨な悪態をつき、上流階級らしからぬ一面を覗かせることもある。

    アンソニー・ロイヤル

    RESIDENT アン・ロイヤル 主婦

    ロイヤルの妻。上流階級の暮らししか知らずに生きてきたため、下層階の住民を心底煩わしく思っている。同時に、夫を始め、権威を振りかざし女性を物扱いする身の回りの男性たちに行き場のない怒りを感じている。

    アン・ロイヤル