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監督・脚本クレール・ドゥニ

フランスの監督、脚本家。1948年パリで生まれ、12歳までアフリカ各地で暮らす。フランスに戻った後、高等映画学院で学び、そこで、その後の彼女の映画の大多数で一緒に仕事をすることになる撮影監督のアニエス・ゴダールと出会う。ロベール・アンリコ、ヴィム・ヴェンダース、コスタ=ガヴラス、ジャック・リヴェットなどの有名監督たちのアシスタントとして映画業界でのキャリアをスタートさせた。その後、『ダウン・バイ・ロー』(86)でジム・ジャームッシュ監督と仕事をする。1987年、『ショコラ』で初めて監督・脚本を手掛ける。1950年代の植民地時代、アフリカ独立の際の人種的緊張を描く半自伝的な物語は、1988年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門でプレミア上映された後、セザール賞にもノミネートされ、米国で広く批評家の称賛を受けた。1996年、ロカルノ国際映画祭にて『ネネットとボニ』(96)が金豹省を受賞。『美しき仕事<未>』(99)、『ガーゴイル』(01)、『Vendredi soir(原題)』(02)、『35杯のラムショット<未>』(08)、『White Material(原題)』(09)、そしてカンヌ映画祭のある視点部門に出品された『バスターズ ―悪い奴ほどよく眠る―』(13)と続く。

2017年にジュリエット・ビノシュ、グザヴィエ・ボーヴォワ、ニコラ・デュヴォシェル、アレックス・デスカス、ジェラール・ドパルデューが出演した『レット・ザ・サンシャイン・イン<未>』(17)がカンヌ国際映画祭監督週間のオープニング作品として上映されることになり、クレール・ドゥニはカンヌに帰ってきた。
ほとんどの作品でジャン・ポール・ファルジョーと共同で脚本を手掛けているが、『Vendredi Soir』でエマニュエル・ベルンエイム、『White Material』でマリー・ンディアイ、『レット・ザ・サンシャイン・イン』でクリスティン・アンゴットと共同脚本を書いている。

主な監督作品

2017
『レット・ザ・サンシャイン・イン<未>』
カンヌ国際映画祭 監督週間SACD賞
2013
『バスターズ ―悪い奴ほどよく眠る―<未> 』
カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品
2010
『White Material(原題)』
ヴェネツィア国際映画祭 コンペティション部門出品
2009
『35杯のラムショット<未>』
ヴェネツィア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門出品
2005
『The Intruder(原題)』
2002
『Vendredi soir(原題)』
2001
『ガーゴイル』
カンヌ国際映画祭 アウト・オブ・コンペティション部門出品
1999
『美しき仕事<未>』
セザール賞 最優秀撮影賞
1996
『ネネットとボニ』
ロカルノ国際映画祭 金豹賞
1995
『A PROPOS DE NICE(原題)』
1994
『U.S. GO HOME(英題)』
1994
『パリ、18区、夜。』
カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品
1990
『死んだってへっちゃらさ<未>』
1989
『MAN NO RUN (原題)』
1988
『ショコラ<未>』
カンヌ国際映画祭 コンペティション部門出品、セザール賞 新人監督賞ノミネート
監督・脚本
クレール・ドゥニ
製作
アンドリュー・ローレン、D.J.グーゲンハイム
共同脚本
ジャン=ポール・ファルジョー
撮影
ヨリック・ル・ソー
音楽
スチュアートA・ステイプルズ
編集
ギ・ルコルヌ
アートディレクター
バートラム・シュトラウス 
美術監修
オラファー・エリアソン
美術
フランソワ=ルノー・ラバルト
衣裳
ジュディ・シュルーズベリー
特殊効果
ザビエル・アラルド
天体物理コンサルタント
オーレリアン・バロー

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